SDGs
(Sustainable Development Goals)
とは?
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193カ国が2016年から2030年までの15年間で達成するために掲げた目標です。17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなります。
「持続可能な社会」の実現に向けて
なかやしきが推進する
5つのキーメッセージ
メッセージ 1
住宅における適正木材の
活用推進
1889年創業の私たちの事業の原点は木材販売業です。以来、一貫して木材と住まいの関係に向き合ってきました。私たちは、木にこだわりを持つ会社としての住宅における適正木材の活用や住まいの健康と安全を推進していきます。
関連する主な社会課題
具体的な取り組み
- プレカット加工の推進による廃材の抑制
工場で木材を正確かつ安定した品質で加工するプレカット加工をいち早く採用しています。
- 「木」へのこだわりを活かした住宅づくり
気密性を確保しながら、木造住宅が持つ通気性の良さを活かしながら、ヒートショックやシックハウスのリスクを低減する住宅づくりに取り組んでいます。
- 合法的に伐採が証明された木材のみを使用
クリーンウッド法の規定に基づいて登録・認定の確認を行うことで合法的に伐採された木材のみを使用した家づくりを行っています。
メッセージ 2
住宅のエネルギーコスト削減と
脱炭素社会の推進
日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロ(カーボン・ニュートラル)とする目標を宣言しました。私たちは、省エネ・再エネを推進し、住まいのエネルギーコストの削減と脱炭素社会実現へ貢献する住宅を開発提供しています。
関連する主な社会課題
- 温室効果ガス排出削減
- 省エネルギー、再エネ導入の推進
- 高性能住宅の普及
- 資源枯渇
- 社会貢献
具体的な取り組み
- 省エネ・再エネ・環境に配慮した住宅および設備の採用
省エネ機器や再エネ機器だけでなく、高気密・高断熱工法に地熱を利用して外気の温度をコントロールするA2Gシステムなど、住宅の快適性と省エネ基準等に対応した脱炭素につながる住宅を提供します。
- 節水、節湯、節電設備の採用
節水型の水回りや、省エネ性能に優れた住宅設備を採用することで、ランニングエネルギーコストと温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。
- ZEH相当住宅の標準化
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を標準化するなど、これまでの豊富な経験と様々な省エネ・再エネ技術を活用し、社会の要請に対応していきます。
メッセージ 3
リノベーションや
リフォーム推進による
住宅ストックの活用
資源の膨大な消費や環境への悪影響が懸念される住宅の取り壊しや建て替え、さらに「空き家」問題は、日本の住宅における課題となっています。私たちは、住宅ストックを有効活用することで、効率よく快適な住まいを得るために、リノベーションやリフォームを企画・推進していきます。
関連する主な社会課題
- 空家の発生を抑制
- 良質なストック住宅の流通を促進
- 廃棄物抑制
- 住まいの健康と安全
- 水質の汚染防止
- 資源枯渇
具体的な取り組み
- 中古マンションのリノベーション強化「SUSTINA A.X」ブランド立ち上げ
既存の住宅を今のライフスタイルに合わせて再構築をするとともに、ロングライフな住宅環境を形成することで、良質なストック住宅の流通促進に取り組んでいます。
- 断熱や節水トイレなど環境に配慮した積極的なリフォーム推進
住宅寿命を延ばすリフォームに力を入れるとともに、リフォーム時は分別解体や廃棄物のリサイクルを推進しています。
- 北九州市との連携による空き家対策事業への参画
北九州市空き家バンクの登録事業者として、市と連携しながら仲介支援や物件情報の発信を行い、空き家の減少に取り組んでいます。
メッセージ 4
地域に住むひと同士の
交流機会の創出
「ひと」と「ひと」、「ひと」と「まち」のつながりが希薄になっている今日、地域の良さや価値に気付く機会としての「地域コミュニティの構築」が必要です。私たちは、住まいの彩りを豊かにする交流や商品販売スペースを形成して、真に住みよいまちづくりに取り組んでいきます。
関連する主な社会課題
- 豊かな暮らし・住環境改善
- 教育・子育て支援・地域活性化
- 地域景観・地域魅力化
- 廃棄物抑制
- 消費者向けコミュニケーション
具体的な取り組み
- 「n-BASEMENT」
「暮らしを彩る愉しさを見つける、大人の基地」をコンセプトに、「n-BASEMENT」を立ち上げました。インテリア・家具・雑貨はもちろん、厳選されたプランツ・ブックからハウジング・リノベーションに至るまで、こころが豊かになるくらしを提案する地域のコミュニティスペースです。
- コミュニティスペースの形成
「n-BASEMENTは、イベントやワークショップを開催するイベントスペースとして利用可能です。2021年1月には北九州を中心としたアート界を応援するために、「北九州ウォールアートコンテスト」を開催し、地域のアーティストと交流できる場を設けました。
メッセージ 5
技術やノウハウを伝承していく
人材の登用・育成
私たちは、日本ならではの木造の家づくりの技術やノウハウを伝承していく人材の登用・育成に力を入れていきます。
関連する主な社会課題
- 技術・ノウハウの伝承
- 途上国の技術向上・知識の継承
具体的な取り組み
- 大工育成部署の立ち上げ ―新卒採用者の大工育成―
技術・ノウハウを確かなものとし、伝承していくためには、若い世代の大工が必要です。そのために新卒採用者の大工育成を行っています。
- 外国人実習生の採用
海外からの実習生を採用して、日本の木造住宅の建設技術を習得してもらい、帰国後にその経験を発揮してもらうことをめざしています
- 不動産業団体への加盟
北九州の住文化の向上と発展を目指した、ハウジングメーカーのネットワーク「北九州住宅産業協議会」(北住協)と「九州住宅産業協会」(九住協)に参加し、勉強会・研修会を通じてより質の高いサービスの創出に取り組んでいます。